
実は、健康のために運動始めたんやけど、足いためてね・・・。
今は運動やめとるとよ。

ああ、わかるわかる。
僕も健康が気になって毎日運動しよったけど、きつくてね。
最近はあんまり出来とらん。
友人達との久しぶりの飲み会
50代が集まるとなぜか健康の話(^_^;)

それは気合が足りんけんたい。
俺やったら、多少きつかったり痛かったりしてもやるね。
何もやってない人ほど
大きなことを言うものです(^_^;)
「健康のために運動を始めよう!」
そう思って頑張っている方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、
「痛くても我慢して続ける」
「できるだけきつい運動をする」
「毎日休まず運動する」
このような頑張り方が、
必ずしも
健康につながるとは限りません。
そこで今回は、
少し趣向を変えて、
「理学療法士がおすすめしない
健康のための運動3選!」
と題し、
理学療法士の視点から
おすすめしない健康のための運動を3つ
ご紹介したいと思います。
その運動とは、以下の3つです。
1.痛みが出る運動
2.高強度すぎる運動
3.毎日同じ部分を鍛える運動
それでは、
簡単にご説明したいと思います。
「頑張ること」だけが、
健康づくりではありません。
ぜひ最後までお読みください。
- 健康のために運動を頑張っている方
- 痛みや疲れを我慢して運動している方
- 自分に合った運動方法を知りたい方
1.痛みが出る運動

「痛みがあるほど効いている。」
「痛みを我慢することで
精神力が鍛えられる。」
「気合が足りないから痛い。」
私たち50代が子どものころ、
このような考え方が
まことしやかに語られていました。
いわゆる「根性論」
と呼ばれるものです。
しかし、
「令和」の現在。
痛みを我慢して運動を続けることが、
必ずしも良い結果につながる
とは限りません。
運動中に「痛み」が出た場合や
すでに「痛み」がある場合には、
無理に運動を続けず、
「いったん休んで様子を見る」
などの対策を講じることが必要です。
その理由として、
以下の3つが挙げられます。
- 運動の効果を下げる可能性
- 痛みは体からの危険信号
- ケガの悪化につながる可能性
ではこの3つの理由について、
簡単にご説明いたします。
1)運動の効果を下げる可能性

『昭和』の「根性論」の時代とは異なり
『令和』の現在、
痛みを我慢しながら行う運動は、
運動の効果を十分に得られない
と言われています。
その理由の一つは、
「人は痛みがある部分を
無意識にかばうことがある」
からです。
例えば、
太ももの筋肉を鍛えることを目的に
「スクワット※」をしているとします。

その際に、
太ももに痛みが出たと仮定します。
「痛いということは、
効いている証拠だ!」
と考え、
そのまま「スクワット」を続けると
どうなるでしょうか?
痛みがある部分を無意識にかばい、
太ももへの負担を減らして
運動を継続しようとする。
つまり、
自然に運動方法を変化させ、
別の筋肉や関節を使用し
運動を継続しようとするのです。
一見すると
同じように「スクワット」ができている
ように見えても、
本来鍛えたい太ももの筋肉に
十分な負荷※が加わらなくなります。
※「負荷」とは💡
運動するときに体にかかる力のことです。
さらに、
運動フォーム(姿勢)が崩れることで、
太もも以外の筋肉や関節への負担が増え
腰や膝(ひざ)などに新たな痛みが生じる
可能性があります。

つまり、
「痛みを我慢して運動すれば、
より効果が高くなる」
とは限らないのです。
「人は痛みがある部分を
無意識にかばうことがある」
このことを少しだけ意識していただき、
運動中の痛みに
目を向けてください。
2)痛みは体からの危険信号

そもそも「痛み」は、
何のために存在するのでしょうか?
それは、
「体に起こっている
異常や危険を知らせるため」
と考えられています。
つまり、
「痛みは体からの危険信号」
と捉えることができます。
例えば、
「痛みを感じない」と仮定します。
するとどうなるでしょう。
「足の小指をぶつけても気づかない」
「足をひねっても気づかない」
そして、
「捻挫や骨折をしていても気づかない」
つまり、
「ケガをしていても、
そのことに気づくことができない」
ということになります。
ケガに気づかないまま
運動を続けてしまい、
症状を悪化させてしまう
可能性があります。
最悪の場合、
「運動だけでなく
日常生活にも支障が出てしまう」
このようなことになりかねません。
「痛みは体からの危険信号」です。
運動中に痛みが出た場合は
無理に続けるのではなく、
「いったん休憩して様子を見る」
ことが大切です。
また、
痛みが強い場合や痛みが続く場合には、
運動を中止し
必要に応じて医療機関(病院)などに
相談することも検討してください。
3)ケガの悪化につながる可能性

ここまでお話ししたように、
痛みを我慢しながら運動を続けると、
「運動の効果を十分に得られない」
可能性があります。
また、
「痛みは体からの危険信号」
でもあります。
これらを無視して運動を続けると、
痛みや違和感のある部分に、
さらに負担が加わることになります。
つまり、
「傷口に塩を塗っている」
ようなものです。
その結果、
軽い炎症や疲労の段階であったものが、
場合によっては
「肉離れ」「腱・靭帯などの損傷」
「疲労骨折」などにつながる
可能性もあります。
また人の体には、
「傷ついた組織を修復しようとする働き」
があります。
しかし、
回復が十分でない状態で
強い負荷を繰り返し加えると、
回復が追いつかず症状が長引く
ことがあります。
せっかく健康のために始めた運動で、
体を痛めてしまっては本末転倒です。
ケガの悪化を防ぎ
運動を長く続けるためにも、
「痛みがあるときは無理をしない」
このことを心がけ
運動を継続しましょう。
このように、
「運動中に痛みが出た場合」
もしくは、
「すでに痛みがある場合」には、
無理に運動を続けないことが大切です。
『昭和』の「根性論」から、
『令和』の「科学的な考え方」へ。
自分の体の声に耳を傾け
無理なく運動を続けることで、
健康で充実した生活につなげましょう。
2.高強度すぎる運動

運動を行うことは、
健康や体力づくりに役立ちます。
しかし、
「自分の体力や年齢に合わない運動」
つまり、
「高強度すぎる運動」や「方法」は、
体への負担が大きくなり、
痛みやケガにつながる可能性
があります。
その理由として、
以下の3つが挙げられます。
- 「きついほど効果が高い」は誤解。
- SNSが正しいとはかぎらない。
- 高強度の運動は継続しにくい。
では、
簡単にご説明いたします。
1)「きついほど効果が高い」は誤解

運動をするとき、
「きついほど効果が高い」
と思っていませんか?
しかし、
運動の効果は、
単純に「きつさ」だけで決まるもの
ではありません。
「自分の体力や年齢」
「運動経験」
「運動する目的」
など
これらに合った運動方法を選ぶ
ことが大切です。
反対に、
必要以上に強い運動を行うと、
筋肉や関節などへの負担が大きくなり、
「疲労の蓄積」「痛み」「ケガ」などに
つながる可能性があります。
特に健康のために運動する場合、
「頑張れる限界まで追い込む」よりも、
「無理なく続けられる強さで運動する」
ことが重要です。
つまり、
「きついほど効果が高い」
とは限らないのです。
自分の体と相談しながら、
「少し頑張ればできる」
このくらいの気持ちで
適度な運動を選択してみましょう。
2)SNSが正しいとはかぎらない

SNSやYouTubeなどには、
さまざまな運動方法や
トレーニング動画が
紹介されています。
「たった5分で運動効果抜群!」
「これだけやれば、みるみる痩せる!」
「1日1回で筋力アップ!」
など、
魅力的な情報もたくさんあります。
しかし、
「SNSで紹介されている運動が、
すべての人に適している」
とは限りません。
「年齢や体力」
「運動経験」
「持病や過去のケガ」
などによって、
適切な運動の種類や強さは
人によって変わります。
特に、
「他の人が簡単にできているから」
という理由だけで、
同じ運動をマネて無理に行うと、
思わぬ痛みやケガにつながる
こともあります。
SNSの情報は、
あくまでも「参考」として捉え、
「自分の体力や目的に合っているか?」
「今の自分に無理のない運動なのか?」
など
少し考えて取り入れることが大切です。
「流行っているからやる」のではなく、
「自分に合っているから行う」
健康のための運動では、
この視点を忘れないようにしましょう。
3)高強度の運動は続けにくい

「短期間で効果を出したい」と思うと、
つい「強度の高い運動」に
挑戦したくなります。
しかし、
最初から無理をして高強度の運動を行うと、
疲労がたまりやすく
体への負担も大きくなります。
「今日は頑張れたけれど、
翌日は疲れて動けない・・・。」
これでは、
健康のための運動を長く続けることが
難しくなってしまいます。
運動は、
「一度だけ頑張ること」よりも、
「無理なく継続すること」が大切です。
そのためには、
「頑張ればなんとかできる運動」
ではなく、
「これなら続けられると思える運動」
を選ぶことがポイントです。
少し物足りないと感じるくらいでも、
継続することで
体力や筋力の向上につながります。
健康のための運動は、
「頑張りすぎない」
このイメージを大切にしましょう。
このように、
高強度すぎる運動は、
体への負担が大きくなるだけでなく、
「疲労の蓄積」「痛み」「ケガ」などに
つながる可能性があります。
さらに、
健康のために大切な
「運動の継続」が難しくなる
可能性もあります。
体に良い影響をあたえ、
長く運動を続けるためにも、
自分に合った適切な強度の運動を
選択するようにしましょう。
3.毎日同じ部分を鍛える運動

「継続は力!」
「運動は毎日しないと効果が出ない!」
そんな風に思っている方も
いらっしゃるでしょう。
しかし、
「毎日運動することで
必ず良い効果が得られる」
とは限りません。
特に、
毎日同じ部分に負担をかけ続ける場合は
注意が必要です。
その理由として、
以下の3つが挙げられます。
- 筋肉の回復には休息が必要
- 使いすぎによるリスク
- 同じ運動刺激は効果が出にくくなる
では、
簡単にご説明いたします。
1)筋肉の回復には休息が必要

筋肉を鍛えるための運動を行うと、
筋肉には一時的に負担が加わり
目に見えない細かな損傷が生じる
ことがあります。
その後、
十分な「休息」と「栄養」をとることで、
筋肉は回復していきます。
そして、
この回復していく過程で、
筋肉は次の負荷に対応できるよう
以前よりも少し強くなろうとします。
つまり、
「筋肉を鍛えているとき」だけでなく、
「休んでいるとき」も、
筋肉づくりには大切な時間なのです。
毎日休まずに同じ筋肉を鍛え続けると、
「回復する前にさらに負担をかける」
ことになり、
「疲労の蓄積」や「回復の遅れ」に
つながる場合があります。
「トレーニング」と「休息」は表裏一体。
適切に組み合わせることが重要です。
「毎日頑張らなければ効果が出ない」
と考える必要はありません。
「鍛える日」と「休む日」をつくる。
休むことも、
「筋肉を成長させるための大切な時間」
と考えてみてください。
2)使いすぎによるリスク

同じ部分に負荷をかけ続けると、
筋肉だけでなく腱や関節などにも
繰り返し負担がかかります。
このような負荷が
積み重なることで生じるのが、
いわゆる
「オーバーユース(使いすぎ)」
といわれるものです。
オーバーユースは、
最初から大きな痛みが出る
とは限りません。
「少し痛い」
「なんとなく違和感がある」
といった小さな変化から
始まることもあります。
しかし、
「これくらいなら大丈夫」と判断し
痛みや違和感を無視し運動を続けると、
症状が悪化する可能性があります。
特に、
「急に運動量を増やす」
「同じ部分に負荷をかける」
といった運動には注意が必要です。
健康のために始めた運動で、
体を痛めてしまっては本末転倒です。
そのため、
「運動量は少しずつ増やす」
「同じ部分に負担をかけすぎない」
これが、
運動を長く続けるための
大切なポイントです。
3)同じ運動刺激は効果が出にくくなる

少しの運動でも「きつい」
と感じることがあります。
しかし、
運動を繰り返していると、
少しずつ体が慣れていきます。
すると、
最初は十分だった運動でも、
次第に筋肉への刺激が足りなくなり、
「筋力や体力の向上が頭打ちになる」
ことがあります。
これは、
「体が運動に適応してきた証拠」
と捉えることができます。
そのため、
ある程度運動に慣れてきたら、
無理のない範囲で、
「運動の種類を変える」
「回数や時間を少し調整する」
「鍛える部位を変える」
など、
「体の状態に合わせて
運動内容を見直す」
ことが大切です。
ただし、
「効果が出なくなったから、
もっときつい運動をしなければ」
と考える必要はありません。
健康のための運動では、
無理に負荷を上げるよりも、
自分の体力や目的に合わせて
運動を調整し、
長く続けることが大切です。
「同じ運動を続ける」のではなく、
「体に合わせて運動を変えていく」
これも、
運動を継続するための
大切なポイントです。
このように
「毎日同じ部分を鍛えること」が、
必ずしも良い効果につながる
とは限りません。
時には思い切って、
運動をお休みすることも必要です。
「継続すること」は大切ですが、
「休むこと」もまた、
運動を継続するための大切な一歩です。
気負うことなく、
体をいたわりながら、
自身の体力や年齢、
運動経験などに応じて、
無理なく運動を続けていきましょう。
4.まとめ

いかがでしたか。
今回は、
少し趣向を変えて、
「理学療法士がおすすめしない
健康のための運動3選!」
と題し、
理学療法士である私がおすすめしない
健康のための運動を3つ
ご紹介しました。
1.痛みが出る運動
2.高強度すぎる運動
3.毎日同じ部分を鍛える運動
また、
この3つの運動を
「おすすめしない理由」として
それぞれ3つずつ
挙げさせていただきました。
- 運動の効果を下げる可能性
- 痛みは体からの危険信号
- ケガの悪化につながる可能性
- 「きついほど効果が高い」は誤解。
- SNSが正しいとはかぎらない。
- 高強度の運動は継続しにくい。
- 筋肉の回復には休息が必要
- 使いすぎによるリスク
- 同じ運動刺激は効果が出にくくなる
運動は、
健康づくりに必要な要素の一つです。
しかし、
誤った方法で運動を行うと
健康どころか
体を壊す原因になりかねません。
「健康のための運動だからこそ
頑張りすぎない」
健康づくりの第一歩は、
無理なく運動を継続することです。
「できることを、できることから。」
自分の体を大切にしながら、
一歩ずつ
健康づくりを続けていきましょう。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。



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